スタッフの須田です。
よくご相談のある「ストレートネック」について、ご説明とリオでできることを簡単にではありますが、お話ししたいと思います。
ストレートネックとは病名ではなく、レントゲンなどで首を横から見た時に、首の骨の並びがまっすぐになっていてカーブがなくなっている状態を呼びます。
一般的な大人の背骨は、頚と腰の部分が緩やかに前にカーブし、胸は後ろにカーブしています。赤ちゃんの時はありませんが、ハイハイをして、立ち上がれるようになり、歩くことで少しずつ出来あがるカーブですので、形には個人差があります。カーブの角度に正解はないのですが、背中が丸すぎるものを円背(えんぱいと読みます。いわゆる猫背です)、反対にカーブの少ない背中をフラットバックと呼ぶ場合もあります。ストレートネックと同じく形の特徴で、本人に何も支障がなければ問題はありません。
ストレートネック自体は形の特徴なので、すべての方に不調が起きるわけではないようです。頭痛や肩こりやめまいなどの症状が出て、はじめて知る方が多いようです。
・スマホを長時間使う
・パソコン作業が長い
・高さの合わない枕を使っている
など、良くない姿勢とされる状態が長いと、ストレートネックになりやすいとされています。
一般的に、ストレートネックの方にはまずストレッチや体操などがおススメされます。首の筋肉や関節を動かして、カーブができるように工夫されているものが多くあります。
ストレートネックで困る、という方は、カーブがないことで困るというよりも肩こりや頭痛などの症状が治りにくくて困る、ということではないかと思います。
体操をしても変わらないとがっかりする方もいますが、その場合はストレートネックが直接の原因かを丁寧にみなおした方がよいかもしれません。先ほど挙げたような姿勢のせいでストレートネックにもなるし肩こりにもなるし…という場合もあります。ストレートネックになると姿勢を良くしようとしてもうまく動かせないという方も多いので、うまく動かせず、体操そのものがストレスになるというお話も聞いたことがあります。
何が原因か?何から改善したら楽になるか?にも個人差があるようです。
ストレートネックそのものは、少しずつ学習した姿勢なので、仕事や家事の都合などですぐに変えることは難しいかもしれません。でも、起きている症状からまず対策をたてて、楽になるようにケアすることが可能です。
ストレートネックとはいっても、そのせいでどんな症状が起きているかによって、おススメは異なります。コリが強ければマッサージを、神経痛や頭痛には鍼をご提案することが多いです。やっぱり姿勢そのものを変えたい、という方には骨盤や背骨の調整をする整体コースがおススメになります。
リオでは「ストレートネックだから」ではなく、何にお困りかを伺い、コースのご提案をすることもできます。ご希望の方には、その方に合わせた運動方法もご提案します。ぜひお気軽にご相談下さい。