- わけもなく心臓がドキドキする
- 寝つきが悪い、眠りにくい
- めまいや耳鳴りがあるが、検査では異常がない
- 胃腸の調子が悪くなりやすい
- 手足が冷えやすい
その原因不明の辛い症状は自律神経失調症?
走ったわけでもないのに心臓がドキドキする、耳鳴りがするが病院では異常なしと言われた…自分としては調子が悪く辛いのに、問題ないですよと言われると、わかってもらえていない気がする、という声を耳にします。
このような、検査では異常がないが辛い症状は、機能性の障害のせいかもしれません。その代表的なものに、自律神経失調症があります。
そもそも自律神経とは?
身体にはホメオスタシスと呼ばれるシステムがあります。体温や血流など、環境の変化に常に対応して身体を常に一定範囲内に保つ働きです。自律神経系はこのシステムのひとつです(他には「内分泌系」「免疫系」があります)。
自律神経系には、交感神経と副交感神経があります。全身の血管や内臓など、身体の内部環境に関わる働きを、人の意思に関係なく自律して調整しています。
交感神経と副交感神経
交感神経は、血圧上げたり脈拍や呼吸を速め汗を出すなど、燃料を使い活発に行動できる状態にします。
副交感神経は、血流や呼吸を穏やかにしたり胃腸の消化吸収の働きを高め、燃料を蓄えて休む状態にします。これらはよく、車のアクセルとブレーキの関係に例えられます。
自律神経系の調整に関わるのが、「ストレス」です。
「ストレス」は厳密には「ストレッサー」「ストレス」「ストレス反応」に分けられます。
ゴムボールをイメージしてください。ゴムボールに圧力をかけると、ボールは歪みますよね。この圧力をストレッサー、歪んだボールの状態をストレスと呼びます。
そしてストレス対して起きる反応をストレス反応と呼びます。ストレス反応には「身体的ストレス反応」「心理的ストレス反応」「行動的ストレス反応」があります。
ストレスにより心臓がドキドキする、血圧が上がるなどは身体的ストレス反応、気持ちの落ち込みや不安などは心理的ストレス反応、お酒や甘いものの量が増えたりじっとしていられなくなるなどは行動的ストレス反応に分類できます。
前向きに取り組んでいてもストレス反応がでる?
ここまでみるとストレッサーやストレスは悪いものと思われがちです。ストレッサーやストレスは、避けたりなくす努力をしたら良いのでしょうか?
「ストレッサーをなくすなんてすぐには無理だ…」と途方にくれてしまう方がほとんどではないでしょうか。
実は本当の問題は、ストレッサーの有無ではなく、「ストレス反応が不快な症状や問題になる」ことです。そしてこのストレス反応は、ストレスを自覚した時にどう対処するかで、大きく変わることがわかっています。
身体的ストレスと心理的ストレス
例えば、大事な仕事を任された時に、前向きに考え取り組む場合と、できないかもしれないけどしかたなく受け取る場合とでは、ストレス反応の出るところが変わります。
前向きに取り組む場合には身体的ストレス反応が出やすくなり、避けたり我慢して受け取る場合には不安やイライラなど心理的ストレス反応が出やすくなります。
冒頭のような、心臓がドキドキする、耳鳴りがする、といったものは、前向きに取り組んだ結果の身体的ストレス反応である可能性があります。
「成功させよう!」と気合いを入れることで身体が緊張状態になり、交感神経が優位になり続けた末のストレス反応、ということです。
私は仕事や家事にやりがいがあるし、ストレスなんてないはずなのに…という方は、このタイプのストレス状態かもしれません。
ストレス反応に合わせた施術メニュー
嫌なことだけでなく頑張るのもストレスがたまるなら、どうしたらいいんだ!仕事や勉強を頑張りたい方は困ってしまいますね。
こういったストレスに対しては、身体が緊張しストレス反応がでるのを防ぐことが、解決に役立ちます。身体の緊張をとる方法のひとつに、リラクセーション法があります。ストレスがたまるのと同様に、リラクセーションも継続すると、貯められることがわかってきました。
リラクセーションは筋肉がゆるんだ状態を指す言葉でしたが、単純にゆっくりしている状態ではなく、特徴的な脳の状態があることがわかってきています。大脳の働きによってつくられるリラクセーション反応には、4つの方法があると言われています。
4つのリラクセーション法
自律神経失調症に有効なリラクセーション法は主に4つあります。
① 意識をコントロールする
② 姿勢をコントロールする
③ 脳や神経の働きをコントロールする
④ 五感を使う
戸田市のしんきゅうマッサージ リオでは、②と④については施術コースをご用意しています。(①と③については、別の機会にご提案します)。
姿勢をコントロールする
②は、姿勢をコントロールすることでリラクセーション状態になることです。身体の歪みを整えて姿勢を良くすることで、呼吸が整い、心が整う、という東洋医学の考え方がありますが、まさにこの方法です。
正しく座る、正しく立つ、そのために骨格の歪みを整える方法としてリオでは「骨盤矯正」や「マッサージ」を用意しています。
五感を使う
④は視覚、触覚、嗅覚といった五感の働きを使うことです。「鍼灸」によって皮膚や身体への刺激を受ける、「マッサージ」によって皮膚や筋肉に心地よい圧を感じる。
それにより身体の緊張がゆるみ、リラクセーション状態にしていきます。
リラクセーション状態になるお手伝いをいたします。
リラクセーション状態になることは、ストレス反応として交感神経が優位になり発症した症状を、和らげることにつながります。
また、リラクセーションは持続・継続することで、リラクセーション状態になりやすくすることができます。それにより、多少のストレッサーならばストレス反応を引き起こさずにやり過ごすことが可能になります。
戸田市のしんきゅうマッサージ リオは身体の歪みを整える、緊張をほぐしてリラクセーション状態になるお手伝いをいたします。これをお読みになっている方の、解決策のひとつとなれるよう、スタッフ一同お待ちしております。