リオスタッフ・須田です。
前々回で免疫力アップのコツ8つをお届けしましたが、今回はその後半4つを解説します。
5.睡眠、休養、適度な運動。
6.マインドフルに、ストレスをためすぎない生活。
7.掃除を徹底する(とくにトイレは壁まで徹底して除菌)。
8.手洗い、うがい、歯磨き。
後半のポイントは、自律神経とウイルスを身体に入れない工夫です。
自律神経は交感神経と副交感神経をまとめた名前です。(長くなってしまうので、詳しくは『自律神経失調症』のページをご参照ください。)
前回解説した、ウイルスを倒してくれるリンパ球は、副交感神経が優位の時の方が活発に働くようにできています。
ストレスが強い場面や、過度の運動は、交感神経が優位になり、気持ちよく感じられる運動や休息は副交感神経が優位になります。
もちろんバランスが大切で、どちらかのみに偏るのはよくありません。
さまざまな説がありますが、体温や血圧、血糖値の1日のリズムを考慮すると、太陽が出ている時間は交感神経が優位になるよう活動し、夕方から日没後にはリラックスできるよう配慮するのがオススメです。
日没後の強い運動は眠りが浅くなりがちですし、昼間の不動は体温上昇を妨げがちです。
お仕事や家事などの都合もあるので、簡単ではありませんが、1日のリズム作りの参考にしていただければ嬉しいです。
ここまでは身体にウイルスが入っても大丈夫なようにする工夫でした。
最後には、やはり身体に入れない工夫が大切です。
家族からの感染は、コロナウイルス以外にも多く起こります。手洗い、うがい、歯磨きは意識しやすいので、実践されている方も多いと思います。
盲点になりやすいのは、
・手を拭くタオル
・トイレの壁
です。
リオスタッフが以前行った実験では、丁寧に手を洗い、その後「清潔なタオルもしくは使い捨てのペーパータオルで拭いた場合」と「何回か使ったタオルで拭いた場合」とでは、手の汚なさが雲泥の差でした。
繰り返し使ったタオルで拭いた手は、手を洗わないよりもウイルスや雑菌が多くなる可能性があります。
ちなみにリオでは、使い捨てのペーパータオルを使用しています。タオルを使う場合は、一回使うごとにお洗濯です。
トイレの壁は、水を流す際にはねた水が飛び散ることが多く、ウイルスや雑菌が残っている場合があります。
トイレ用洗剤の多くは、ウイルスを壊す界面活性剤が使われています。ぜひ壁まで洗剤で拭くことをオススメします。
2回に分けて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
ポイントをおさえつつ、実践できるようアレンジしていただき、健康的な生活をお送りいただけることをお祈りしております。