リオスタッフ・須田です。
前回、免疫アップのコツ8つをお送りしました。
前半4つはこちらでした。
1.体温は36度以上が理想(35度台では免疫が働らききらないため)。それには米と味噌汁と朝食が◯。
2.筋肉をつけ、運動する。
3.室温を高くする(もちろん加湿も)。
4.腹八分。
1は、目的がそのまま書いてありますが、身体機能が正常に働くには、ちょうどよい体温がある、という意味です。
2は、1の体温を上げる、という目的がひとつ。体温は筋肉が動く時と、肝臓が働くときに発生する熱が大半を占めています。また、筋肉が作った熱や免疫細胞などが全身くまなく素早くめぐるためには、身体の隅々まで血が行き届くことが大切です。
激しい運動は必要ありませんので、筋肉を使っているな、血がめぐっているな、とわかるくらいに身体を動かすことがオススメです。
ランニングやウォーキングだけでなく、ラジオ体操などでも良いと思います。
3は、1のため、加湿はウイルス対策でもあります。
身体の中でウイルスと戦うリンパ球は、身体と外部とが接触する場所にたくさん待機しています。
腸内が有名ですが、腸以外にも外気と接する鼻や喉の奥、肺の表面にもいます。
肺の表面には外敵や余分な物を外に出す機能があります。湿度が低い息が入ってくると、それがうまく機能しません。
湿度が高い方が良いのは、そのためです。
室内の湿度をあげること、鼻から呼吸するのも、肺に入る空気の湿度を上げる効果があります。
室内は加湿を、外ではマスクと鼻呼吸がオススメです。
4は、腸の働きを良くするためです。
これは腸内の免疫システムをよりよく働かせる目的です。
リンパ球などの免疫細胞の7割が腸にいる、と最近よく言われていますが、それは、口から食事などと入ってきた外敵を見つけ、処理するためです。
一気にたくさん食べると、このシステムがうまく働かなくなる可能性があります。
何を食べると良い、いつ、何回、など、食事については様々な情報があります。身体に良いものも、食べ過ぎて胃や腸に負担がかかり過ぎれば意味がありません。
消化器に負担をかけないことを目的にするならば、お腹が空いてから腹八分食べる、がオススメです。
続きはまた次回です。
様々な情報がありますが、健康法は「何を目的に、誰がするか」によってコツが変わります。
インパクトのある言葉や文字に頼らず、今のご自身に必要なもの、本来の身体のシステムを大切にできる方法を選んでいくことがオススメです。
どうぞみなさま、ご自愛下さいませ。