- 出産後、だるさや疲労感がとれない
- 出産後、腰が痛くなりやすい
- 体重は戻ったのに、ジーンズがはいらなくなった
- 出産後、首や肩が痛む
- 抜け毛や湿疹など肌荒れが気になる
産後のお悩みの症例
戸田市のしんきゅうマッサージ リオには、産後のお悩みをお持ちの方が多くいらしています。こちらのページでは「Aさん」と「Bさん」という全く異なるお悩みを持つ患者様の例をもとに、妊娠・出産で大きく変わる「骨盤」と「ホルモン」の変化や当院の産後骨盤矯正についてご説明していきます。
- 出産後から腰が痛む。
- 立っているときは少し良いけれど、立ち上がるときや朝布団から起き上がる時は特に痛い。
- 子供に夜中に起こされる回数は減ったのに疲れやすい。
- 首や肩がキリキリ痛み、コリ感もある。
- 床に座って授乳などをする時の姿勢も良くないと思うが、ゆがみにくい姿勢がわからない。
- 出産後に体型が変わった。体重は戻ったのに、お尻だけ大きくなった感じがする。
- 痛みなどは特にないが、尿もれや抜け毛などが気になっている。よくあることだと聞くけれど、どうしたらいいか困っている。
妊娠~産後のホルモンについて
ホルモンにはいくつか種類があり、「子宮内を、胎児が育ちやすいように整える」「乳汁をつくる」「出産のために骨盤をゆるめる」などをしてくれます。
子宮を整えるのはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモン、乳汁を作って出すのはプロラクチンやオキシトシン、骨盤をゆるめるのはリラキシンというホルモンが主に働きます。
女性ホルモンは妊娠時から出産まで増え続けます。リラキシンは出産の1か月くらい前から増え、出産後1〜3か月で減少します。プロラクチンやオキシトシンは出産までに少しずつ増え、授乳によって増えます。
オキシトシンは乳汁つくる以外に、子宮を収縮させて元に戻す作用があります。また、乳汁をつくるホルモンが増えると、エストロゲンは減少します。
出産する時、骨盤はどうなる?
出産の際には、この骨盤底筋群もゆるみます。
また骨盤そのものは、下肢と上半身とをつなぎ、じっとしているときは土台として、動くときはバランスをとる働きをします。
骨盤は、背骨の下にある「仙骨」と仙骨を挟むようにある左右の「寛骨」(腸骨、坐骨、恥骨がつながってできたもの)からできています。上から見ると輪っか状のため、「骨盤輪」と呼ぶこともあります。
仙骨と左右の寛骨がつくる関節は仙腸関節、左右の寛骨がつくる関節は恥骨結合と呼ばれます。この左右の仙腸関節と恥骨結合の3カ所の関節が、先程のリラキシンによってゆるむことで、骨盤が広がり、出産の際に胎児が通りやすくなります。
骨盤に囲まれた空間を骨盤腔と呼ばれ、子宮や卵巣の他に膀胱や直腸が入っています。また、これらの内臓を支えるように骨盤腔の底になっているのが「骨盤底筋群」です。恥骨から仙骨の下までの間をハンモックのようにつながり、内臓を支えるだけでなく、尿道や肛門を締める働きをします。
産後の不調の大きな原因は「骨盤輪不安定症」
ここで改めて、AさんとBさんの状況を見直してみましょう。
一見全く違うように見えるAさんとBさんの症状は、骨盤がゆるんでいることが原因の大きな割合を占めていると考えられます。
こういった、骨盤がゆるみ不安定になることで発生する不調を、骨盤輪不安定症と呼びます。
Aさんは、骨盤がゆるんだまま安定しておらず、バランスが悪いため疲れやすいようです。バランスが悪いまま無理な姿勢や動き方をするため、首や腰などの背骨のあちこちに痛みが出やすいのでないか、という予測ができます。床では横座りなど、身体を崩して座りがちなのも、痛みにつながりやすくなります。
Bさんは、骨盤がゆるんで広がったまま、もとに戻っていないようです。抜け毛や肌荒れは、ホルモンのバランスの変化によるものと考えられます。
妊娠中特に増え続ける女性ホルモンのエストロゲンは、髪を抜けにくくしたり、肌の保水力を高める作用があります。このエストロゲンは授乳中は分泌が抑制されるため、妊娠中に本来抜けるはずだった髪の毛と、通常抜ける髪の毛が一気に抜けるため、大量に抜けているように感じる方も多いようです。
エストロゲンは卵巣から分泌されます。骨盤が開いたままだと骨盤腔内の臓器の働きも鈍くなりやすいと考えられます。
また骨盤底筋群は、器である骨盤が開いていると、本来の力を発揮しにくくなります。尿もれや、力仕事をしにくくなるのは、骨盤がゆるんで開いているからと考えられます。
戸田市のしんきゅうマッサージ リオの産後骨盤矯正とは?
骨盤を締めるホルモンは存在しません。
骨盤のゆるみを減らし、骨盤を締めるにはどうしたら良いでしょうか。
リオで提案する3つの方法
- ① 歩いたり動くことで股関節や自分の体重を骨盤にかけて、締める。
- ② 骨盤底筋群を鍛えて、骨盤の内側から締める。
- ③ 骨盤の左右差を減らし、①や②をやりやすい状態になるよう、骨盤を整える。
※① と②は、コツさえつかめばご本人で実行できます。ですが、時間が取れなかったり、そもそも鍛え方がわからない、うまく力が入らないという方がほとんどではないでしょうか。
リオの産後骨盤矯正は、この③を実行するためのコースです。
骨盤の左右差や、それにより力が入りにくい状況の改善を目指します。また骨盤が締まるよう、骨盤にある関節を調整し、骨盤底筋群を鍛えやすくしたり、骨盤がもとの機能を取り戻せるようにします。
リオで骨盤を締めて悩みの原因にアプローチ
産後骨盤矯正に、マッサージや鍼灸を加えることもできます。
骨盤を締めて悩みの原因にアプローチするとともに、既にある痛みやコリに対して鍼やマッサージをすることで、早く改善に再発を予防できるようにします。
ご希望に合わせ、ご自身でできる体操やトレーニングもご提案します。
そもそも骨盤がゆるんでいるのか、歪みはあるかなどがわからない時は、まず骨盤の状態チェックをしてから、コースを決めることもできます。
「どのくらい通うのが良いですか?」というご質問も多くいただきます。
個人差がありますが、おすすめはこちらのページの「姿勢の改善」と同じくらいが目安になります。
ぜひ一度、ご相談ください。